研修体系
山梨中央銀行には、着実にスキルアップしていくことができる充実した研修制度があります。入行後最初に行う新入行員講習会をはじめ、各配属先での職場内研修、経験を積みながら行う専門的な業務別研修、さらに全国地方銀行協会等の国内教育機関への派遣など、行員の意欲に応える研修が揃っています。また、フォローアップ研修で営業の基礎を習得したうえで、現場でのOJTにより営業力を身につけます。そのほか、自己研鑽支援ツールとしてe‐ラーニングシステムや通信講座受講支援の態勢なども整備されており、ステップアップを重ねることができる研修制度となっています。
職場内研修
新入・若手行員早期戦力化教育計画によるジョブローテーション
ゼネラルアソシエイトコースは、入行後の一定期間に預金・為替・出納などの基本的な業務を経験します。その後、融資・渉外など主に営業の業務を担当します。また、オペレーションアソシエイトコースを選択した場合は、預金・為替・出納など特定の業務を中心に担当します。
職場外研修(集合研修・派遣研修)
階層別・業務別に集合研修や派遣研修がきめ細かく取り揃えられており、自分の職務・能力にあった講座を受講
研修
主な集合研修
<階層別>
・キャリア開発支援研修
・主任マネジメント研修
・監督者マネジメント研修
・新任支店長研修
・ライフプランセミナー など
<業務別>
・コンサルティング能力向上研修
・各種実務研修
・融資エキスパート養成研修 など
主な派遣研修
<階層別>
・銀行講座
・ミドルマネジャー養成講座
・新任支店長講座
・支店長講座
・中堅行員海外研修 など
<業務別>
・法人取引・業種別経営研究講座講座
・個人取引・相談営業スキルアップ講座
・企業再生実務講座 など
各種トレーニー制度
・国際業務トレーニー
・監査トレーニー
・融資業務トレーニー
研修受講者の声
新入行員講習会
新入行員講習会では、社会人としての心構えやマナー、挨拶などの基本応対、銀行業務の基本のほか、幅広い内容を学ぶことができました。約1か月という長い期間をかけたこの講習会は、身につけたことを営業店に配属されてから実践できるようになっています。
また、プログラムのなかにはグループワークも多く用意されており、グループでの討議を通じて、同期とのつながりを深めることができました。私にとって同期は、今でも仕事の悩みを相談したり、業務の情報を交換したりと、とても大きな存在になっています。
配属後も、新入行員を対象とした教育研修が用意されており、忙しい営業店ではゆっくり理解を深めることができない部分もカバーできるようになっています。これらの研修を一通り終え、現在は毎日の業務はもちろん、各種検定試験や新しい金融商品知識の修得に励んでいます。
個人取引・預かり資産営業講座
全国地方銀行協会主催「個人取引・預かり資産営業講座」に参加しました。この研修は、全国各地の地方銀行から約30名のテラー担当者が集まり、講義を受けたり、受講生同士がテラー係・お客さま係となってロールプレイングを行い、意見を出し合う1週間のプログラムでした。
営業店を離れて自分の日常業務を客観的に見直す機会は今まであまりなかったので、とても刺激になりました。論理的な講義も大変説得力があり、毎日が新しい発見の連続でした。また他行の受講生と交流を深めることで視野が広がり、テラーをしていくうえでの大きな自信となっています。
金融商品が多様化するなか、お客さまがテラーに求めるものも、専門的内容に変わってきています。今後は、お客さまのニーズに合った商品をご提案できるよう知識を深めていくと同時に、今回の研修の経験を活かし、お客さまが求めている以上のサービスを提供していきたいと思います。
個人取引・富裕層コンサルティング講座
全国地方銀行協会主催「個人取引・富裕層コンサルティング講座」では、専門の講師の方々により、金融機関を取り巻く環境の変化から、コンサルティング業務の必要性、またそのなかでのFPの在り方などを講義や事例研究、他行の方とのグループ討議を通じて学んできました。
最初は求められる知識や情報量の多さに戸惑いも感じましたが、具体的な事例研究を通して、お客さまの声に耳を傾けることの大切さや信頼されるアドバイザーとはどうあるべきか身をもって学ぶことができました。また、同じ目的を持つ他行の方と意見交換・情報交換できたことも、大きな刺激になり、自分自身にとっての財産となりました。
今後も多岐にわたるお客さまのご要望に応えられるよう、総合的なアドバイス・コンサルティングを行い、一人でも多くのお客さまに満足していただけるよう自己研鑽に努めていきたいと思います。
法人取引・コンサルティング能力養成講座
過日、全国地方銀行協会主催の「法人取引・コンサルティング能力養成講座」に参加させていただきました。この研修はインターバルで実施される計4週間の研修です。実在する企業について、グループワークにて経営診断書を作成し、企業経営支援に関する具体的かつ実践的なコンサルティング能力を養うことが目的でした。
「必要なのは変革でなく進化、そして一貫性と相乗効果」「凡事徹底」つまり「企業も人の集合体。同じ方向を向き全員で押し続けることで、やがて重い車も勢いがつき、止められなくなる」という原理を体感し、「すべては人に尽きる」という基本を再確認することができました。
研修で学んだ経験を活かし、私たち銀行側の「人」とお客さま側の「人」とが一体となり、企業の成長・再生に貢献していくことができたらと思っています。
女性の活躍支援
POSITIVE ACTION
ポジティブアクション(女性の活躍推進)宣言
山梨中央銀行は、職員が互いを認め合い、能力を発揮できる職場づくりに取り組んでいます。それにより、働きがいのある活気あふれる銀行、ES(従業員満足度)No.1を目指します。
女性活躍推進法に基づく認定制度
「えるぼし認定」の取得(2017年)
女性の活躍推進に関する状況が優良な企業(採用、働き方、管理職比率等項目)について厚生労働大臣が認定するもの。
次世代育成支援対策推進法に基づく認定制度
「くるみん認定」の取得(2018年)
仕事と育児の両立を支援する取組みが一定の要件を満たした企業を、「子育てサポート企業」として厚生労働大臣が認定するもの。
女性キャリア支援制度
・育児休業制度 ・育児短時間勤務制度 ・育児休業者の職場復帰支援制度
・行員登用制度 ・コース転換制度 ・Colors College(キャリアアップ支援研修) など
国際化の進展や少子高齢化が加速するなか、性別・年齢・障がいの有無・人種などにかかわらず、多様な人財を活かす「ダイバーシティ」の推進は重要な課題となっています。
また、女性の潜在能力を掘り起こし、多様な価値観を活かすことで、変化する社会環境や多様化するお客さまのニーズに対し、柔軟に対応していくことが求められています。
山梨中央銀行では2014年11月に、組織横断的に女性の活躍推進に関する各種課題、施策などについての検討を行うダイバーシティ推進チーム 「Colors」 が発足しました。「Colors」という活動愛称のように、すべての個性が輝く企業を目指します。